集成材の強さの秘密
集成材の特徴 (一口にいうと「欠点等の分散効果と積層効果」で製材品より強度性能などが高い。)
1、 欠点等の分散効果
① 節の分散
ムク材(製材品の梁)⇒節の周りは、木の繊維が切れているので弱い。⇒分散で強度が増す。
② 目切れの分散(製材品の梁)⇒木の繊維が切れているので弱い。⇒分散で強度が増す。
③ 木裏木表の分散 ④柾目、板目の分散
⇕ ⇕
⇕ ⇕
⇕ ⇕
★反ろうとする力がぶつかるってお互いを打ち消します。より反りにくい、割れにくい製品になります。
2、 積層効果
① 一枚の木より二枚合わせの木、二枚合わせの木より三枚合わせの木というように曲げ強さが上がる。
(古代から牛のくび木、戦闘機のプロペラなどに使われてきた)
【例】スプルースのE120の場合 F=曲げ強さ E=ヤング係数
L125 |
L125 |
E120-F330
L125 |
L125 |
L125 |
E120-F330
L125 |
L125 |
L125 |
L125 |
E120-F375
4枚以上
等級 | E105 | E95 | E85 |
4層以上 | F345 | F315 | F300 |
3層 | F300 | F285 | F270 |
2層 | F285 | F270 | F255 |