トリスミ集成材 新工場建設 続1
こんにちは
今月のとりすみコラムを担当します、建築スタッフの東山です。
どうぞよろしくお願いします。
先月に引き続き、新倉庫建設の進捗状況を報告いたします。
木質構造工事の建方が始まりました。
構造体の集成材の材積は、約70㎥ありました。
樹種は、ベイマツと欧州赤松で集成材を製作しました。
部材を取付ける工法は、金物工法です。
柱脚部・方杖・860せいの梁は、製作金物を使いました。
660せいまでの梁はTH金物、筋交にはA1・S1コネクトを使いました。
240幅の梁はダブルスリット、TH金物接合なら都合4枚スリットになりました。
TH金物の2列付けなんて初めてなのでしたが、案外取り付けることが出来ました。
柱脚金物のベースセット状況です。
丸型の水平器を使用して、金物のレベルを出していました。
丸型の水平器
一方向だけでなく全方向(面)の水平が測ることが出来ます。
建方ですが、50tレッカーを使用して部材を吊り上げました。
一番大きな部材は、断面240×860・長さ15mの梁でした。
建方状況はこの様な感じでした。
足場は屋根ラインにステージを組んで、いわゆる総足場になっています。
レッカーの部材揚重から取付までの動画を撮りました。
(注 職人さんの動きが超絶速いのは、倍速編集しているからです)
柱のタチが出たら柱脚金物の下側に、無収縮モルタル充填を行います。
構造体の建方が終わりました。
躯体の全貌が明らかになってきました。
間柱の取付が始まりました。
間柱は構造体ではなく、壁の下地材です。
(余談ですが、私は「間柱」と「管柱」を言い間違えて現場を混乱させてしまったことがありました。それがトラウマになってしまったのか、意識しすぎて言い間違えてしまう悪循環が(途中で気が付くようになりましたが)今も現在進行形で続いています…)
間柱取付が終わったら、室内工事(集成材検査室・トイレ)が始まりました。
通常私達の工事物件の作業は、構造体の建方までで終わります。
なので、その次に入ってくる屋根工事・壁工事・外構・設備などは、初めから終わりまでなかなか見る機会はありません。
社内工事の強み(現場まで30秒!)を生かして、他工事のこともライブで勉強していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。